システムエンジニアへの道

未経験者が最速でシステムエンジニアになる方法。ただし、激辛バージョンです。

 

hillpoint
エンジニア半分、ブロガー半分。
複業フリーランスのhillpointです。

 

未経験でも、システムエンジニアになれますか?

若いけど、システムエンジニアになれますか?

もういい歳だけど、システムエンジニアになれますか?

全部なれますよ。

もちろん、簡単とは言いません。

それなりの修行、努力、勉強が必要です。

しかし、システムエンジニアは、資格とか才能が必要な仕事ではありません。

経験を積めば、誰でもなれますし、頑張れば、もっと上にも行けます。

この記事では、勉強とかはおいておいて、とにかく、最短・最速でシステムエンジニアになる方法を解説します。

ただし、激辛バージョンです。

苦労はしたくない。

残業もしたくない。

根性がないって方は、参考までに。

 

専門用語について

このサイトでは、ITエンジニアが使う専門用語を使用しています。
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。

 

そもそもシステムエンジニアとは、なに?

ひと言にシステムエンジニアといっても、いろんな領域がありますが、一番ポピュラーなシステムエンジニアとは、コンピューターシステムの設計者を指します。

世の中には、いろんなコンピューターシステムがあります。

このいろんなコンピューターシステムは、全て人が作ったもので、システムエンジニアと呼ばれるエンジニアが設計し、プログラマーと呼ばれるエンジニアがプログラムを開発し、できあがっています。

 

システムエンジニアになる最もポピュラーなルート

実は、いきなりシステムエンジニア(=システム開発における設計者)にはなれません。

システムを作ったこともないのに、システムの設計はできないからです。

システムエンジニアになるのに、最もポピュラーなルートは、まずはプログラマーになり、システム・プログラムを作ることを憶えてから、その先のステップとしてシステムエンジニアとなります。

この最もポピュラーなルートで、最短・最速でシステムエンジニアになる方法を教えます。

 

最短・最速でシステムエンジニアになる方法のオーバービュー

おおまかな流れは、こんな感じです。

  1. 会社辞めます。特に勉強は不要です。
  2. IT業界の会社で、未経験でも可としているに会社に転職します。
  3. 会社に入ってから勉強します。
  4. 1年間は、駆け出しのプログラマーとして修業します。
  5. 2年目は、中堅プログラマーとしてプログラミングをこなしつつ、システムエンジニアをサポートする形で、設計を憶えます。
  6. 3年目は、駆け出しのシステムエンジニアとして設計します。

3年終わると、1人前のシステムエンジニアになります。

IT業界では、未経験者や駆け出しのプログラマー、駆け出しのシステムエンジニアの価値は低いです。

そりゃ当然です。

どんな業界でもそうです。

1人前のシステムエンジニアになってこそ、初めて、価値が生まれます。

また、1人前のシステムエンジニアになれば、より良い待遇・条件の会社に転職したり、IT業界でのいろんな職種・上位のポジションになることができます。

転職することで、年収があがるっていうのも、ここからです。

なお、簡単に書きましたが、1年で中堅プログラマーとなること、3年で1人前のシステムエンジニアになるのは、相当ハードな修行が必要です。

通常、中堅プログラマーを卒業するのに、2〜3年はかかります。

1人前のシステムエンジニアになるのも、3〜5年はかかります。

なので、激辛バージョンです。

でも、もし、私がゼロから、システムエンジニアを目指すなら、この激辛バージョンでいくだろうなと思います。

苦労はしますが、最速でシステムエンジニアになるためです。

何年も修行はしたくないわけです。

システムエンジニアまではさっと駆け上がり、より良い収入、やりたい仕事、面白い仕事ができるようになったほうがいいと思います。

 

最短・最速でシステムエンジニアになる方法

ステップアップ

準備

今の会社を辞めてください。

ただ、それだけです。

まずは、プログラマーになってもらいますが、プログラマーになるための勉強は不要です。

なぜなら、会社に入ってから勉強するからです。

今、IT業界は、人材不足であり、求人も求職者に対し4倍の求人があります。

そんな状況のため、未経験でも、自社で教育して、エンジニアにしますという会社が多数あります。

そおいう会社狙って、IT業界へ参入します。

なお、少し調べてもらったら、解るんですが、未経験者でも可なんて言っている会社は、往々にしてブラックな会社であることが多いです。

もちろん、ブラック企業に対する対策もしていきますので、準備としては、会社を辞める。これだけです。

 

会社選び

最初に言っておきます。

ここで選ぶ会社は、最短3年で退職することとなります。

システムエンジニアになるための、修行の場として、良さそうな会社を選びます。

もちろん、気に入ったなら、そのまま働けば良いです。

修行の場として、以下3つの条件に合致している会社を選びます。

・未経験でも可としてシステム開発会社

・入社後研修をするシステム開発会社

・残業代は、全額払うシステム開発会社

なお、会社選びには、転職エージェントを使ってください。

エージェントを使うことで、ブラック企業対策にもなります。

未経験歓迎なんていう会社は、ブラックではないのか?という疑問があると思います。

この記事参照して、ワナをかぎ分けてください。

ITエンジニアの未経験者歓迎の求人はワナか?未経験から入るIT企業の選び方教えます。

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エージェントは、業界最大手、リクルートエージェントがおすすめです。

え?リクルートって、未経験でも対応してくれるのだろうか?という心配があるかもしれませんが、リクルートエージェントは、未経験者でも、対応してくれます。

というか、未経験者可の求人、いっぱいあるんです。

例えば、プログラマー・Webエンジニアで未経験可としている求人が1000件以上あります。

なので、おすすめです。

 

未経験者に対する研修について

必ず、未経験者でも研修するから安心と言っている会社を選びます。

研修については、集合研修があるとベストです。

集合研修期間の目安は、3ヵ月です。

その後、OJT(on the job tranning)があると、更に良いです。

だいたい、一般的なシステム開発会社の新人研修は、集合研修が約3ヵ月。その後、9か月間、新人が2年目になるまで、OJTとなります。

3ヵ月も、集合研修するの?って思いますか?

しかし、3ヵ月の研修でも、まだまだ不十分なんです。

システム開発に必要な知識・技術というのは、もっと複雑で幅広く、3ヵ月研修したとしても、現場ではまだ活躍できません。ひよっこです。

その後のOJTで実務に使える知識と技術を習得します。

 

年収について

年収については、修行の場と言えど、生活できなければ意味がありません。

生活する上で必要な金額が払える会社を選んでください。

また、その年収に、残業代は加算されていないことは、絶対に確認しておいてください。

私が思う基準額として、こんなもんかなぁ〜。

20代:350〜450万
30代:400〜500万
40代:400〜500万
50代以上:400〜500万

多いに越したことはありませんが、今ここで欲張っても始まりません。

将来の年収アップにむけて、投資と思って、選びましょう。

でも、生活する上で必要な金額は絶対貰ってください。

 

システム開発会社の領域について

修行の場として、3つの条件あげていますが、この条件に当てはまる会社って、いっぱいあります。

選ぶのに困ると思いますが、あとは好みで選べば良いです。

うたい文句は、こんな感じ感じです。

「ゲームの開発をしています!」
「Web開発、スマホアプリ開発をしています!」
「大手企業との取引があります!」
「自社内での開発100%です!」

このあたりは、好みで選んでいいです。

将来、その分野のシステムエンジニアになりたいなってやつでいいです。

IT業界内の領域やエンジニアの特徴は、やはり入ってみないと解りません。

3年後、気にいっていたら、そのまま続ければ良いし、3年後には、いろんな領域の事実を知りますので、その時、違う領域へ転職しても良いです。

この選択が全てではないので、好みで選びます。

 

ブラック企業対策

条件として、「残業代は、全額払うとしているシステム開発会社」を入れていますが、これ以外にもいろんな問題が考えられます。

・いきなり一人で客先常駐させられた。誰もなにも教えてくれない。

・長時間勤務、残業、休日出勤、徹夜のオンパレード

・パワハラがひどく、怒鳴られる・けなされる。

・社内の人間関係や風通しが悪く、メンタルの病気になる人がいっぱいいる。

など

求人情報に、この会社はブラックです。というような記載は当然ありません。

会社情報の口コミサイトで検索して、ヤバイ会社でないことを確認してください。

会社情報の口コミサイトについては、この記事参考にしてください。

【転職活動】会社選びの参考に、会社情報の口コミサイト4つ、紹介します。

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転職してからの研修

転職したら、研修が始まります。

システムの基本やプログラミングの基本の研修となるでしょう。

これらは、エンジニアの基礎の基礎です。

学生気分になりますが、あなたは学生ではありません。

居眠りなぞせず、しっかり勉学に励んでください。

解らないことがたくさんあると思います。

解るまで、とことん追求し、理解してください。

また、とことん追求するくせをここで着けてください。

 

研修明け実務開始

OJTとして、先輩たちとともに実務に入ります。

プログラマーとしてデビューです。

システム開発は、ひとりで作るものでなく、いろんな人とチームを組んで、分担して作ります。

新人や未経験者は、チームに入り、そのチームが担当する業務なり、機能の中の一部のプログラムを開発することから始まります。

さぁここから激辛の始まりです。

当然、自分の担当となったプログラムの開発は必死にやります。

それにくわえて、下の激辛ポイントをやります。

激辛ポイント

まわりの、他の人が担当しているプログラムを、見て理解してください。

あなたの担当は、ほんの一部でしょう。

もしかしたら、一部すぎて、そのプログラムがなにをするものなのか?解らないぐらい一部です。

それでも、余裕なんて無いでしょう。

しかし、残業してでも、プライベートの時間を使っても、多くのプログラムを見てください。

最終的には、チームが担当する業務なり、機能の全てのプログラムを見て理解してください。

これにより、人によって、プログラムの特徴があることが解ります。

優秀なプログラマーのプログラムを見ます。そして真似ます。

1年目、駆け出しのプログラマーが最短でプログラミング能力をあげるには、下手な勉強するより、優秀なプログラマーのソースを見てまねることです。

加えて、プログラムだけでなく、システムが利用しているパッケージソフトフレームワークDBなど、いろんなものがありますので、それらの設定や使い方も、見て理解します。

誰もそんなことしないでしょう。

人とは違うことをしてください。

1年後、自分の担当プログラムでない部分であっても、自分が所属するチームの機能であれば、だれかに「あれはどうなってるんだっけ?」と聞かれたら、「こんな風になってますよ」って、返答できるようになってください。

これ、すごい事。

え?おまえ、なんで知っているの?と一目置く人がでてきます。

 

2年目:中堅プログラマーとして設計に手をだす

転職して2年目、中堅プログラマーになり、より多くのプログラムの担当となります。

ここ、一番楽しいポジションであり、また、一番忙しいとも思いますが、自分の担当は、当たり前のようにこなしてください。

激辛バージョンは、自分の担当業務はやって当たり前で、その先、プラスアルファをすることがポイントです。

 

激辛ポイント

設計に手をだしてください。

プログラミングは、システムエンジニアが設計した設計書に従って、実装するでしょう。

その設計書を作っているシステムエンジニアに、こんなことを頼んでください。

客先との打合せがあったら、「連れてってください!」と言う

荷物持ちでも、議事メモ取りでも、なんでもいいので、連れてってもらいます。

そんなこと、自分から言ってくる人なんて、いませんが、あえて、自分から言って連れてってもらいます。

客先との打合せでは、システムエンジニアがやってることよ〜く見てきてください。

自分でもできそうな小さな改造や変更があったら、「私に設計させてください!」と言う。

もちろん、自分の担当業務はこなしてからです。

残業してでも、プライベートの時間を使っても、設計したい!と言って、小さなところから設計やらさせてもらう。

設計したら、内容は、システムエンジニアにレビューを頼んで、しっかりレビューしてもらってください。

2年後、客先打合せで自分の設計を説明できること、自分が所属するチームの機能であれば、あなたが設計できるようになってください。

とにかく、自分から、間違ってようが、変な人?って思われようが、自分から「連れてってください。」「やらしてください。」って言ってください。

 

3年目:駆け出しのシステムエンジニアとして設計を極める

システムエンジニアとして、デビューします。

1業務なり、1機能なりの設計者となります。

担当業務が、なんのためにあり、誰がどんな時に使うのか?理解し、機能を設計します。

客先との打合せも、メインスピーカーとして、自分の設計を説明し、プログラマーに設計内容を伝え、担当した業務・機能の開発全般を担います。

難しいですよ。

でも、これは、当たり前にやります。

激辛ポイント

システム内の担当機能外の機能を理解します。

自分の担当機能は、当然、理解しているはずです。すみずみまでです。

加えて、他の機能の設計書を見て、理解します。

DBも全てです。

機能間の繋がり、データのやり取りも見て理解します。

このあたりで、ああ、そうなってるのか・・・という気づきがいろいろあると思います。

また、担当機能と関連のない機能であっても見て理解します。

まわりまわって、関連していることも多々あります。

最終的には、システムの全ての機能を理解します。

こんなことを自分からやるやつ、そうはいないでしょう。

激忙でしょう。

残業してでも、プライベートの時間を使っても、見ます。

3年後、そのシステムの機能であれば、だれかに「あれはどうなってるんだっけ?」と聞かれたら、「こんな風になってますよ」って、返答できるようになってください。

 

3年後のすがた

成功

3年後、担当するシステムを1番理解している人になっているでしょう。

システム全体が見えているから、自身の担当機能の設計も、目的を理解したより良い設計になっているでしょう。

客先からも信頼を得るはずです。

〇〇さんに聞けば、全部解るなんて言われていることでしょう。

新たな案件やってくれないか?みたいな話がでるでしょう。

システム関係者からも、〇〇さんに聞けば解る。〇〇さんに相談しよう。って言われるようになるでしょう。

プログラマーからも、これ、どうしたら良いですか?、他の機能にこんな事やってるとこないですか?なんて質問が殺到するでしょう。

ますます多忙になります。

はい、これが、1人前のシステムエンジニアです。

システム全般の知識を持ち、客先から信頼を受け、より良い設計に尽力し、プログラマーから頼りにされる。

そんないっぱしのシステムエンジニアになりました。

経歴も申し分ありません。

より良い条件の会社に転職するもよし、更に上を目指し、プロジェクトリーダープロジェクトマネージャーコンサル等、より上位を目指してもよし。

ここから、自分の力で選び、歩めるでしょう。

以上 「未経験者が最速でシステムエンジニアになる方法。ただし、激辛バージョンです。」でした。

ポイントは、「誰もそんなことしない」ってことをする。

そして、「自分から言っていく」です。

自身の時間も犠牲にします。修行なんで。

たぶん、ツラいですが・・・

なかなか面白いですよ。

必ず評価されます。

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