SEの転職先の選び方

転職マニュアル

SEの転職先の選び方。会社規模、担当ポジション、技術領域と選択肢は多種多様。名前だけで決めると後悔しますよ。

投稿日:2018年12月8日 更新日:

SEが転職にあたって、次の会社選びについて、絶対やりたいこと、なりたい姿が明確に決まっているなら、マッチする会社を探すだけです。

ですが、前の会社が不満だったとか、なにか新しいことをしたいとか、具体的な選定基準がまだ無いなら、私が知っている限りで、会社規模や担当ポジションでの特徴を紹介しますので、参考としてください。

私は、大手直系ソフトハウス出身で、その後、上場を果たしたベンチャーとスタートしたばかりのスタートアップの3社を経験しています。
大手の良さも、中小の良さも経験してます。

では、一番いいのは?と言われると、一長一短です。

なので、知ってる限り、書きます。是非参考にしてください。

経験の無いポジション、領域に行く際は、下調べを充分に

SEの転職で、一番心配なのが、経験が無いポジション、領域に行き、文化の違いにショックを受けて、転職したことを後悔してしまうことです。

ところ変われば、分野変われば、かなり違います。

例えば

組み込み系や制御系の経験が無いエンジニアが、組み込み系に入ると、これまでとは、まったく違った、超厳しい品質管理にビックリするでしょう。

金融系や基幹系といったところも、その規模感、信頼性や品質に関する考え方がグンとあがります。Web系から入ったら、面食らうでしょう。

会社規模についても、中規模・小規模の会社から、大企業に移ると、大手の文化に戸惑うでしょう。

PM、PLの経験の無いエンジニアが、プロジェクトまとめなんかになって、にっちもさっちもいかなくなるのも心配です。

PM、PLといったポジションに転職者をいきなり入れるようなプロジェクトもどうかと思いますが、ハイクラスの求人であれば、部長や課長といった管理職の求人も多数ありますし、PM募集も多数あります。

ポジションや収入につられて、できもしないところに入ると苦労します。

経験の無いポジション、領域に行く際は、下調べを充分にしてから行きましょう。

IT系の企業の大まかな分類

本当に大まかな分類として、まず、以下3つ。

ハードウェア系
ソフトウェア系
ネットワーク系

それぞれの特徴を。

ハードウェア系

サーバ、パソコン、周辺装置、電子デバイス等、システムを構成しうる電子機器、回路や周辺機器を扱います。
エンジニアも多種でしょうが、機械、電気、電子といった知識が必要でしょう。
今やハード系企業でも、機器制御の面において、ソフト開発は必須です。組み込み系となるでしょう。
組み込み系は、品質、信頼性の確保について、非常に厳しい側面があります。

ソフトウェア系

ソフト系も、多種多様です。

・SIer
・基本ソフトウェア開発
・アプリケーション開発
・インターネット、Web系

大半のSEは、ソフトウェア系で活躍しています。
ソフトウェア系については、後ろで詳しく掘り下げます。

ネットワーク系

インターネットを中心としたネットワーク関する企業です。
NTTなど通信回線業、携帯キャリア、シスコなどネットワーク機器メーカー等です。
クラウド関連企業もこの領域に入ります。
ハードウェアとネットワークに関する知識が無いと通用しないでしょう。

ソフトウェア系の特徴について

多種多様なソフトウェア系、それぞれの特徴、書いておきます。

SIer(システムインテグレーター)

SIerは、経験無い人は、よく調べて行ったほうがいいです。まったく世界が違う可能性があります。
収入面では、良いと思いますが、あまくない世界であることを覚悟しておく必要があります。

SIerには、メーカー系、独立系、ユーザー系があります。

メーカー系は、ハードウェアや機械、設備とともに、付随するシステムとして開発が行うSIerとなります。
富士通、NEC、東芝、日立といったところです。
メーカーが販売するハードウェアや機械に対しての知識が必要であり、システムの難易度も高いです。

独立系は、親会社を持たない、資本的に独立したSIer。メーカーや他のSIerからの下請け業務を行うこともあります。
大小様々ですが、親会社、資本グループを持たない分、対応領域、案件は、多種多様です。
SEとしては、一番活躍できると思いますが、グループに属していない分、案件獲得に向けた営業活動もあり、エンジニアとしては難しい場面もあるように思います。
技術だけでなく、コンサルティング、営業スキルも持ち合わせたバランスの良い人が向いているように思います。

ユーザー系は、銀行、生保、損保、商社などを親会社に持つSIerで、元々は親会社の情報システム部門がSIerとして独立したものです。
基本的には親会社のシステムに関わるため、システム知識だけではなく、親会社の業務知識が必要です。
お金を扱うシステムが多く、システム規模もでかい。
すなわち、大変なシステムであるということです。

みずほ銀行のシステム更新が炎上しているニュースは、記憶に新しいですね。

金融系は、IT系の中でも、トップです。
触れたことも、見たこともないという人は、中・小規模のソフトハウスで、修行積んでからいったほうがいいかもしれません。

基本ソフトウェア開発

OSやDBといった基本ソフトウェアを開発するメーカーです。
イメージとして、プログラマーとして、高いスキルが必要といったイメージがあります。
でもプログラマーがいるところには、SEも当然必要でしょうね。

アプリケーション開発

アプリケーション開発は、いわゆるソフトハウスですね。

ここが一番のボリュームゾーンでしょう。

タイプも多種多様です。

自社開発するところもあれば、案件請負でとってくるとこ、客先常駐とか、まぁ会社によっていろいろでしょう。

社内SEという言葉がありますが、現役SEから見ると、なんのこと?とも思いますが、SEやPGを客先常駐で派遣するタイプの会社、業界では人出しなんて言います。で苦労される方が多いので、そおいった人が、客先常駐ではなくて、自社で開発したい欲求を叶えるところを社内SEと呼ぶのでしょう。

気持ちはわからなくもないです。
客先常駐はツライです。私は、どこの会社の社員なんだろう?って疑問持ちます。

しかし、社内SEと言っても、大企業の情報システム部級であれば、かなり難しい業務もあるでしょうし、小さな企業であれば、社員のパソコンのメンテナンス担当みたいなこともあるでしょう。

社内SEという売り込みの会社も、よく調べてから行ったほうが良いでしょう。

社内SEについては、この記事、チェックしてください。

キャリアアップ

社内SEになりたい?「客先常駐」で苦労したならいいとは思いますが、注意が必要ですよ。

転職活動をしていると、社内SEなんていう言葉がでてきますね。 私が経験してきたIT業界、システム開発の現場では、そんな言葉ないですけどね。 いわゆる「客先常駐」で苦労したSEが、自分の会社で、システム ...

アプリケーション開発は、会社の規模、特徴、資本、対応領域、対応形式、しっかり調べてから、決めたほうが良いでしょう。

インターネット、Web系

転職先として、一番人気があるのは、ここなんじゃないかな?と思います。

夢がありますもん。

特徴としては、スピード感が絶対的に早いというところです。

プロジェクトや案件、技術動向、流行りすたりも含め、他の領域よりも絶対的に早い速度で、駆け回っているでしょう。

SEとしても、技術面だけでなく、時代の流れ、ビジネスの感覚、アイデア、先へ先へと進む力等、いろんな力が求められる領域です。

IT系エンジニアの種類

IT系エンジニアは、SEと呼ばれることも多いですが、いろんなエンジニアの種類があります。

これも特徴を。

コンサルタント

システム開発に関する知識に加えて、経営面、運営面でのソリューション提案やプロジェクトマネジメント等、ビジネス全般において高いスキルが必要。
加えて、コミュニケーション能力が重要視されます。
一番収入は高いですし、エンジニアとしては、頂点です。
目指しているなら、早めに転職して、業務とともに成長するのも手です。独学では限界があるでしょう。

プロジェクトマネージャー(PM)

システム開発プロジェクトの責任者、トップです。
コスト、品質、納期の全ての責任を負います。
現役SEなら、知ってると思いますが、一番胃の痛い職種です。
責任の重さ、胃の痛さは、収入と比例します。収入はコンサルタントに次いで良いです。
小規模でも経験したことが無いって人は、まずは、小さな案件から始めたほうがいいでしょう。

私のところにくる求人やスカウトで一番多いのが、PMです。
ほんとに大変で、胃が痛いポジションなので、辞めてしまう人が多いんじゃないか?と思います。

プロジェクトリーダ(PL)

システム開発プロジェクトをいくつかのグループで構成した場合の1グループのリーダです。
自身が受け持つグループの指揮を取り、他グループとの調整、グループ内の調整等、幅広く活動します。
プロジェクトの中で、一番忙しい人ですが、一番やりがいもあると思います。

システムエンジニア(SE)

簡単に言うと、設計者。
顧客の要求から仕様を決定し、システム開発における上流工程の設計を行います。
また、予算や人員、進捗管理などのマネジメント業務も行います。

プログラマー(PG)

簡単に言うと、開発者、制作者。
システムエンジニアが設計した仕様書に沿って、システムの開発を行います。
プログラマーとしての経験が豊富な場合は、本来システムエンジニアが担当するような設計や全体管理などの業務にも携わることがあります。
SEPGと言って、開発もできて、設計もできるというなんでもできる人たちもいます。

そのほか、さまざまな技術特化のエンジニア

上記以外にも、さまざまな技術に特化したエンジニアがいます。
転職にあたっては、こういった特化エンジニアの需要は高い傾向にあります。

・デザイナー
Webページやアプリケーションのデザインを行うエンジニア。
コンシュマー案件では、ユーザのニーズに沿ったUIの設計等、大切な要員となります。

・ディレクター
Web系案件に特化したポジションで、Webサイト制作の企画・監督・指揮する役目を担っていま す。
また、Webサイト制作には、クライアントはもちろん、デザイナー、プログラマーなどさまざまな人が関わるため、それらのまとめ、進行管理・品質管理を行います。
Webサイト制作全般の知識と、Webサイト制作に関わるさまざま人々をまとめるコミュニケーション能力が必要です。

・セールスエンジニア
技術営業とも呼ばれます。
自社開発製品やサービスを販売するセールス(営業)と技術的な知識(技術者)の両方を持ち、クライアントに対して自社製品・サービスの導入提案や導入後のサポートを行います。

・ネットワークエンジニア
ネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク監視・運用を行います。
案件やネットワークの規模によっては設計から構築、運用までを一貫して1人の人員が担当することも珍しくないです。
いろんなエンジニアがいますが、最上級で難しい技術を取り扱うエンジニアでしょう。

・データベースエンジニア
DBAともよばれます。
データベースの開発・設計、運用・管理を行うエンジニアです。
DB設計にあたっては、業務仕様を理解する必要があり、高度な業務理解力も必要です。
DBさえ、いじれればなれるというものではありません。

・インフラエンジニア
システムにおけるサーバや各種機器、サーバ上においても、OSやDB等の基本ソフト、これらの設計構築、および運用保守を担うエンジニアです。
大きなシステムになればなるほど、必要不可欠です。
ハードウェア、ソフトウェアの両面に知識が必要であり、また、セキュリティについても知識が必要です。

・Webエンジニア
Web上でのサイト、サービス、アプリケーションの開発において、設計・構築・運営・保守・管理を行うエンジニアです。
Web系技術は、目まぐるしく変化するため、常に新しい技術に興味を持ち、吸収していくような人たちです。

・テストエンジニア
システム、ソフトウェアや製品、機器などが正常の動きをするかどうかのテスト・検証・評価を行うエンジニアです。
単純にテストするだけじゃないです。テストの設計から、検証、評価まで実施します。
特に大規模なシステムの場合、テストの設計は、非常に難しいものとなります。
品質管理も重要な任務となります。

・フィールドエンジニア
お客様先に出向いてハード・ソフトの設置・設定・保守・修理などを行うエンジニアです。会社によっては「サービスエンジニア」「カスタマーサービスエンジニア」などと呼ばれる場合もあります。

・ブリッジSE
海外へ開発を発注した場合、日本側の顧客や関係者と海外の開発者の間に入り、調整や円滑なコミュニケーションを行うエンジニアです。
海外で開発する案件をオフショア案件と呼びますが、日本と海外のシステムに対する品質の考え方には差があり、こういったブリッジSEがいないと、無茶苦茶というケースが多いです。
なるには、語学が必要でしょう。

・ゲームエンジニア
ゲームを開発することを専門としたエンジニアをゲームエンジニア呼びます。
IT業界の中でも、特にプログラミングスキルが高いというイメージがあります。
また、ゲームエンジニアは、専門性が高いわりに、収入が比較的低い側面があります。
これは、なりたい人が多いというところがひとつの要因と思います。
もちろん、ポジションがあがれば、収入は高いと思われます。

・組み込みエンジニア(エンベデッドエンジニア)
スマートフォンや家庭用電話、冷蔵庫、電子レンジ、自動車など、さまざまな電気製品の機能を作動させる際に必要なソフトウェアを組み込むエンジニアです。
開発の際に用いられる言語は主にC、C#、C++、アセンブリ(アセンブラ)等、より機械語に近い言語を使います。
大量に生産される機器に組み込まれるソフトとなること、一度世に出回ると修正が困難であること、機器によっては事故につながる危険性があることから、品質に関して、非常に厳しい分野です。

・セキュリティエンジニア
情報セキュリティに配慮したシステム設計や構築、システム運用、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や改善などを行うエンジニアです。
特に専門性が高く、エンジニアの絶対数も少ないことから、引く手あまたで且つ高収入です。

以上 「STEP7:SEの転職先の選びの注意点。名前だけで決めると後悔しますよ。」でした。

さぁ〜って、なになるかなぁ〜。

しかし、SEは、どれをとっても、勉強が大事。

日々、いろんなことに興味を持って、吸収していく姿勢が必要です。

SEの転職マニュアル ステップリンク

-転職マニュアル
-, ,

Copyright© SEのキャリアアップフォーラム , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.