複業フリーランスのhillpointです。
システムエンジニアになったら、どんな感じ?
システムエンジニアのあれこれ、紹介します!
専門用語について
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。
システムエンジニアの勤務形態
システムエンジニアの休日
いきなり、休みの話で申し訳ありませんが、休日は大切です。
システムエンジニアは、当たり前ですが、基本的に、完全週休2日制です。
会社によって異なるのが、長期連休の取り方です。
対応領域のお客さんが暦通りのカレンダーの場合、暦通りの休日となります。
例えば、銀行や役所、お堅い系のお客さんが多い会社は、暦通りで動くことが多いです。
大型連休したい・・・
暦通りじゃない場合、年末年始やゴールデンウイーク、お盆等は、隙間の平日なんかを有給休暇取得推奨日として、大型連休とするところが多いです。
また、代わりに平凡な週末の土曜日とかを出勤日にして、年間休日数を調整する時もあります。
この土曜日が出勤日となった時は、有給休暇が取りやすいので、有給休暇の取得日数も高くなります。
私、このタイプ好きです。。。
大型連休、大歓迎です。
ベンチャー、スタートアップも、お客さんのカレンダーに合わせてきますが、会社の創立記念日を休日とするとか、社員旅行、社員研修なんかも積極的に行い、休日を付与するケースもあります。
これは好みですね。
いきおいのあるスタートアップは、社員を連れて(もちろん会社持ちですね。)海外へ。なんて会社も多数あります。
カレンダーについては、会社選びするとき、チェックしておいたほうがいいです。
システムエンジニアの出社時間
だいたい、普通のサラリーマンと同じです。
9時付近というところが多いと思います。
ベンチャー、スタートアップは、遅めの始業時刻のところも多いです。
10時というところも多いです。
夜遅くまでの残業が多いというところは、朝ルーズだったりもしますが、労働条件の改善により、過度の残業や休日出勤というのは無くなりつつあるので、だいぶ正常化してきました。
1時期、フレックス制という会社も多数ありましたが、フレックス制というは見なくなりました。
システムエンジニアの退社時間
システムエンジニアで、毎日、必ず定時に帰りますってところ、昨今、だいぶ増えてきましたね。
働き方改革です。
とは言え、残業するってところも、まだまだ多数あります。
もちろん、帰りたい時に、帰れますし、文句を言う人も無いですが、雰囲気として、定時=退社という雰囲気ではないところが多いです。
大手、メーカー系、SIerは、残業が習慣化していて、帰りにくい雰囲気もあります。
毎日、22時ぐらいまで仕事して、22時になったら、帰るみたいな会社もいっぱいあります。
ベンチャー、スタートアップ系は、個人のスタイルにお任せというところが多いように思います。
残業は嫌いで、日勤帯にバリバリやって、定時で帰る人。
割と朝遅めで、夜型。夜黙々とやっている人。
いろんなタイプが混在で動いているイメージがあります。
会社選びでのチェックポイントです。
システムエンジニアの休日出勤
昨今、労働条件の改善により、だいぶ少なくなったと思います。
会社としても、法律の範囲内というところが多いように思います。
でも、やはり、忙しいのがこの業界。
プロジェクトの過渡期やトラブル発生時は、どうしても休日出勤が発生する場合はあります。
必ず、代休を取得するという会社もありますね。
これも、選ぶべきポイントと思います。
システムエンジニアの有給休暇
自分の仕事に支障が無ければ、なんら問題なく取れます。
事前に上司、周辺の人に連絡し、取得します。
もともと忙しい業界ですので、休暇取れる余裕や隙間があるなら、休暇取っておけという文化はあります。
システムエンジニアのオフィス
大手、メーカー系、SIerは、オフィス街のビル、郊外の拠点、事業所といったところが多いです。
巨大なビル、フロアで、大勢のエンジニアが仕事をしているという感じ。
こんな感じ。
ベンチャー、スタートアップ系は、いい感じの街にオフィスを構えることが多い。
都内であれば、渋谷や恵比寿とか。
オフィスは小さくても、おしゃれで居心地の良い感じにしてるところが多い。
こんな感じ。
システムエンジニアの待遇
システムエンジニアの給料
基本的に、評価制で、年功序列なんてのはありません。
評価制も多種で、大手、メーカー系、SIerは、企業ごとの給料規則にのっとった賃金体系となります。
賞与についても、業績に基づき、規則にのっとった支給となります。
ポジションによっては、裁量労働制となることも多い。
裁量労働制は、あらかじめみなしの残業時間が給料に含まれていることが多く、残業いっぱいしても、残業代でないところことが多いです。
ベンチャー系、スタートアップ系は、年収ベースが多いです。
年ごとに、年収を交渉して決め、1年間、12分割払いやボーナスをイメージして、16分割して、ボーナス月だけ、3等分を支給するというところもあります。
ボーナスもあらかじめ年収に含んでいるケースも多いです。
業績による配当は、ストックオプションによる支給なんてのもあります。
ベンチャー、スタートアップ系は退職金制度が無いところもあります。
システムエンジニアの年収について、より具体的な金額はこの記事参照です。
システムエンジニアやプログラマーの年収って?どのぐらい?現役SEが知ってる限り言います。
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システムエンジニアの福利厚生
大手、メーカー系、SIerは、グループ系会社を利用した多彩な福利厚生があることが多いです。
旅行関連、保険関連、保養所やスポーツクラブ等、いろんな福利厚生があります。
ベンチャー、スタートアップ系は、街ごとの中小企業向けの共済等を利用した福利厚生となることが多いです。
この中小企業向けの共済も地域密着で、いい感じの福利厚生があるものもいっぱいあります。
システムエンジニアの人材育成
大手、メーカー系、SIerでも、ベンチャー系、スタートアップ系でも、人材育成に目標管理を導入しているところは多いです。
年度初めに、年間の目標を決め、年度終わりに達成度を評価する。この結果を給料査定やボーナス査定に反映するところもあります。
システムエンジニアの1日
こんな感じです。
朝、出社したら、メールとスケジュールのチェック
まずメール。
なにをするにもメール・メール・メール。
続いて、ビジネスチャット(SlackやChatworkとか)
加えて、プロジェクト管理、タスク管理のチェック。(BackLogやRedmineといったやつ)
ほんでもって、スケジュール(=会議予定)のチェック。
このあたりをざっと処理してから、自分の仕事に取り掛かります。
会議、ミーティング、定例、朝会、昼会、夕会
ある程度、仕事ができるようになると、1日に複数回、会議の予定が入るようになります。
IT系って、パソコンに向かって、静かに仕事をしているイメージがあるかもしれませんが、実際は、人との会話が非常に重要な仕事です。
なぜなら、システムは、人が作るもので、また、システムは1人では作れず、大勢の人の手によって作られます。
なので、認識違いやすれ違いはしょっちゅうで、とにかく人と話をしないと進まない仕事なんです。
プログラマーのうちは、まわりの人とだけ、話をすれば良いのですが、システムエンジニアとなると、お客さんから始まり、プロジェクト内のいろんな人と話をして、設計していく必要があります。
会議やミーティングの連続です。
また、自分が作ったドキュメントやプログラムは、レビュー会というのがあって、いろんな人に見てもらうような会議を行うことがあります。
また、会社やプロジェクトによっては、毎日、朝会、昼会、夕会のいずれかがあるような場合もあります。
忙しいシステムエンジニアであれば、今日1日中、会議だったなんて日もあります。
システムエンジニアが忙しくなる時
1番忙しくなる時は、納期前です。
どんな仕事にも期限なり、納期があり、システム開発も同様です。
システム開発というのは、短くても、2〜3ヵ月、長いものでは、1〜2年かけるものもあり、最終仕上げとなる納期前は、忙しくなります。
加えて、システム開発は、複数のフェーズに分けて行います。検討フェーズ、設計フェーズ、開発フェーズ、試験フェーズといった風に分割するのです。
このフェーズ、1個1個にも期限があり、これらをマイルストーンと呼んだりします。
このマイルストーン直前も、忙しかったりします。
なぜに、納期前、マイルストーン前は忙しいか?と言うと、スケジュール通り、進まないからです。
先ほども言いましたが、システムは人が作るもので、思った通りには進まないんですね。
必ずなにかしらの問題があり、遅れが発生します。
あきらめる場合もありますが、多少の遅れなら、残業したりして、遅れを取り戻そうとするのが、エンジニアの常です。
あと、システムの場合、お客さんがそのシステムを使い始める日、世にでる日があり、これをカットオーバーとかサービスインとか呼びます。
このカットオーバーの直前と直後は、なにかと忙しいです。
カットオーバーに向けての準備をしていたり、最終最後の修正に追われていたり、また、カットオーバー後は、なにも問題なければいいのですが、思わぬ問題がでた時には、大忙しです。
問題の対応に追われるとともに、この頃には、次のプロジェクトが始まっていたり。。。
まぁ、システムエンジニアだけではないと思いますが、システムエンジニアは納期との戦いです。
以上 「システムエンジニアになる!システムエンジニアの仕事内容を知る」
システム開発において、どうしようもない状況に陥ることをデスマーチと呼びます。
システムエンジニアになれば、多かれ少なかれ、そういった状況には、必ず直面します。
デスマーチばかりの案件をやっていると、その会社はブラックだなんて言われるようになるわけです。
IT系において、必然ですが、これを乗り越えて、1人前になるので、1度は経験しないといけないでしょうね。