複業フリーランスのhillpointです。
会社員が転職や独立する際に、一番悩ましいのは、今いる会社の退職です。
特に経験をつみ、ばりばりとして活躍している人には、引き止め等があり、特に難しいでしょう。
会社や上司にとって、社員が退職してしまうのは、ツライことですが、その退職の中にも、良い退職(まぁ仕方ないと思える退職)理由と悪い退職(これはまずいと思える退職)理由があります。
是非、良い退職(まぁ仕方ないと思える退職)理由で、スマートに円満退社しましょう。
専門用語について
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。
スマートな退職するための退職理由
良い退職(まぁ仕方ないと思える退職)理由
この会社、業務、待遇に、特に不満があるわけでないが、個人的にこんな仕事がしてみたい、こんな社会人になりたい、夢がある。
そして、それが、残念ながら、この会社、業務、業界では、実現できないので、仕方ないが、退職し、夢を追いかける。
そおいう理由です。
私のことを例で。
私は、ITエンジニアです。プロジェクト統括も担当することがあり、職制としても管理職であり、部下もおり、待遇も不満はありませんでした。
でも、もっといろんな事、いろんな仕事をしてみたいという欲求がありました。
ITスキルを持つ私が、まったく異なる業種に入り、その分野をITスキルを活かすことで、少しでも効率化や安定化することができたら?
今までITの力を取り入れていなかった業界が、ITエンジニアを受け入れることで、ITを導入して、革新的な変化があげれらたら?
こんな面白いことないだろうっていう欲求に駆られ、今の業界ではない、違う事にチャレンジしたい。
という理由で退職しました。
よく例え話でしたのが、ITエンジニアだった私がバスの運転手になったとして、昨今の話題の自動運転なんかをバス会社に導入したら?
GPSと地図アプリを使って、より効率的な運航ルートをナビゲートするシステムを開発したら?
AIが仕事を奪うと言われているような業界で、実際にAIが仕事をし始めたら、そのAI導入を担うのは誰?セッティング、保守、メンテは誰がする?
ITエンジニアが必要でしょう?
そんなことを夢のように話をして、退職しました。
悪い退職(これはまずいと思える退職)理由
つもりつもった不平、不満を爆発させて、「辞めてやる!」とか、残業や休日出勤による疲労、体調不良を理由とするとかです。
本当にブラックな会社だったとしたら、いいです。
思いっきり言ってください。
でも、ちゃんとした会社だったんだとしたら、ある程度は抑えて、良い退職理由で退職しましょう。
いつ、何時、前の会社と取引するやもしれないですし、お世話になった上司、先輩、同僚は、その会社にいるわけですから。
退職時、会社から引き止められたら
会社にとって、そしてあなたの上司にとって、社員の退職というのは、よっぽどの問題児以外は、止めたいことです。
なので、会社・上司は、退職にあたっては、引き止めの話をしてくるでしょう。
引き止めについても円満退社にむけて、スマートに対応しましょう。
上司からの引き止めの話をいただいたら、一旦持ち帰り、熟考してから回答する
退職の意思がどんなに固くとも、引き止めの話を頂いたら、その場では、回答せず、一旦持ち帰ります。
熟考し、1週間後、上司のもとを訪れ、「あれから、今一度考えたのですが、どうしても、〇〇をしたく、退職いたします。」と回答しましょう。〇〇は、良い退職の理由です。
これは、上司の立場も考えての、対応です。
最初から聞く耳持たずでは、上司も立場がありません。
上司にも上司がいて、説得せよの指令がでているわけです。
時間をかけて、説得したが、彼の意思は固く、退職することとなりました。って報告するわけです。
会社、上司が退職を引き止めする様々理由
純粋に、これまで通り、今の会社、今のプロジェクトで活躍してほしいという理由の他、会社・上司としては、こんな理由があります。
こういったことも頭に入れて、良い退職理由を選んで、なるべく迷惑・混乱を起こさずに円満退社しましょう。
引継ぎや退職に関わるコスト
引継ぎに関わるコストは、会社から見れば、無駄なコスト。
退職者が、有給消化されると、これも、無駄なコスト。
これまでの育成や教育に費やしたものも、退職されたら、無駄なコスト。
会社や上司から見ると、社員の退職は、今までの投資が無駄になる上に、余分なコストが発生するわけです。
後任者の人選
後任者として、新しい人を持ってこれるなら良いですが、そううまくもいかないケースもあります。
今いる人たちで、後任者を設定して、引継ぎにすることもあるでしょう。
後任者もそれを指名する上司も、大変です。
それも引き止めの理由になります。
管理能力に対するマイナス評価
管理職というのは、ただ業務の管理をするだけでは不十分であり、社員たちの労務管理も重要な仕事です。
労働条件として、退職したくなる要因があったとしたら、管理職の責任であり、マイナス評価になります。
影響された社員の友連れ退職
会社やプロジェクトにおいて、必要不可欠な人が退職するとなると、この会社ヤバイかも?このプロジェクトダメかも?といった不安が影響を及ぼし、退職者を誘発する可能性があります。
最後に、あなたが退職したら、後はどうなるの?って思っている人へ
ずばり言いましょう。
「あなたがいなくなっても、会社、プロジェクトは、大丈夫です。」
今まで、あなたのまわりの人が辞めていった経験はあると思います。
どんなに重要なポジション、ノウハウを持っていた人でも、その人がいなくなったら、この会社はヤバイ、このプロジェクトは終わると言われた人がいなくなっても、大丈夫じゃなかったですか?
今や、その人たちを超える次の人がそれを担っていませんか?
多少の混乱はあったと思います。
しかし、組織というものは、そうやって成長していくのです。
逆に言うと、あなたがいるから、いつまでたっても、その会社、そのプロジェクトはダメなのかもしれません。
勇気を出して、飛び出してみるのも、結果的に会社・プロジェクトが円滑になるかもしれないのです。
管理職は、新しい仕事や難しい仕事がでてきたら、既存の仕事から、エースを引っこ抜いて投入します。
これは、新しい仕事や難しい仕事は、エース級を投入しないと成功しないということと、既存の仕事から、エースを引っこ抜くことにより、次のエースが生まれるからという理由もあるんです。
あなたが、今の会社、仕事、プロジェクトにおいて、それなりの地位、役割を果たしているのであれば、次、誰がその地位、役割を果たすようになるか?楽しみに退職するのも、退職の醍醐味です。
どうしても、退職を認めてくれない場合は、最終手段。今話題のEXIT
私は、思います。
これを使うことを考えるほどに追い詰められてしまったら、体やメンタルを崩す前に、さっさと使ったほうがいい。