フリーランス エンジニアの 手取りって いくら?

フリーランスへの道

フリーランスエンジニアの手取りって、実際、いくらなの? ぱっと計算できる手取り計算機付

 

hillpoint
こんにちは!
エンジニア半分、ブロガー半分。
複業フリーランスのhillpointです。

 

高収入と言われるフリーランスエンジニア。

ですが、フリーランスは、経費、各種税金、各種保険料を自分で払う必要があります。

会社員であれば、年金や健康保険料は、会社が半分払ってくれるという特権がありますが、フリーランスにはありません。

となると・・・

収入は多くても、払うもんも多いということは・・・

サラリーマンに比べて、お得なの?損なの?儲かってんの?

実際、フリーランスエンジニアの手取りっていくらなの?

そんな疑問にお答えします。

また、私もフリーランスとして、3期目。

これまでの経験から、お手取りを増やす方法も理解してきました。

フリーランスエンジニアの手取り額とお手取り増やす方法も紹介します。

 

専門用語について

このサイトでは、ITエンジニアが使う専門用語を使用しています。

アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。

 

フリーランスエンジニアの手取りとは?

フリーランスエンジニアは、給料制ではありません。

冒頭でも書いたように、自分で各種税金、保険料を払う必要があります。

また、私のように複数の仕事に取り組む人は、複数の収入源があったりします。

では、フリーランスにとって、手取りとは?

年間の全ての収入から、経費・税金・社会保険料等の出費を引いたもんです。

手取り = 全収入-(経費+税金+社会保険料)

これが手取りです。

当たり前ですが、手取りが多ければ、多いほど、裕福です。

収入がどんなに多くとも、経費がめちゃかかっていたら、手取りは少なくなります。

よく、フリーランスは、経費が使えていいな。なんてことを言われる時がありますが、これは誤解です。

会社員の場合、経費は会社の出費なので、経費を使っても、自分の給料は減らないので、そんなことを言うわけです。

フリーランスの場合、経費を使えば、使うだけ、自分の手取りが減るだけなので、豪快に経費を使うというのは、本末転倒なんです。

経費の本来の使い方は、仕事をする上で、必要なもののお金であり、このようなものを適切に(漏れなく、忘れずに)計上することが重要です。

なお、経費をおさえ、所得(収入-経費)が増えると、今度は、税金と保険料が増えて、手取りは少なくなります。

日本の税制制度・保険料制度は、ほんと良くできています・・・

経費が適切となれば、次は、税金や保険料の制度を充分に理解し、これらを抑えることも、手取りを増やすための重要な任務です。

 

フリーランスエンジニアの収入

一言に、フリーランスエンジニアと言っても、エンジニアとしてのレベルによって、収入はいろいろです。

フリーランスエンジニアの手取り額の例の前に、エンジニアのレベルごとの収入はどのぐらいなのか?を紹介します。

エンジニアのレベルごとの収入は、この記事見てください。

あわせて読みたい
フリーランスエンジニアの年収と年収の増やし方。

続きを見る

 

フリーランスエンジニアの手取り額の例

それでは、フリーランスエンジニアのレベルごとに、手取り額の例を紹介します。

手取り額の例として、以下2つのレベルのエンジニアの手取り額の例を紹介します。

・普通のプログラマー
・優秀なシステムエンジニア

なお、手取り額の例は、フリーランスエンジニアとして、一番安定的に収入を得やすい、月額いくらのSES契約で働いた場合とします。

 

普通のプログラマー

ごく一般的な普通のプログラマーです。

項目 説明
年齢 28歳 男性です!
居住地 東京都世田谷区 いいとこです!
扶養家族 なし 独身です!
職業 フリーランスエンジニア 普通のプログラマ
収入 月額65万円
年間780万円
SES契約です。

年収としては、780万円。

在宅ワークなので、経費として、以下を計上します。

・家賃(全体の1/3)
・光熱費(全体の1/3)
・通信費(全体の1/3)
・その他交通費等

経費は、月5万円かかるとして、年間60万円とします。

さて、手取り金額は

約520万円です。
※ この手取り金額は、経費が引いています。

なんかピンとこないでしょうが・・・

月換算すると、月約43万円です。

なお、フリーランスなんで、ボーナスは無しです。

ボーナスも加味して、年額を16割し、16分の4をボーナスとした場合

月約32万円、ボーナス約130万円といったところです。

同年代の会社員よりは、多いでしょう。

なお、税金・社会保険料の合計は、約200万円です。

年間の各税金・社会保険料は、この通り。

項目
所得税 約63万円
住民税 約53万円
国民健康保険料 約64万円
国民年金保険料 約20万円

税金、社会保険料、いずれも、なかなか、高いですねぇ〜。

これには、理由があってですね。

税金は、独身ゆえに、配偶者控除も扶養控除もないので、高くなるのは、致し方ありません。

のちほど、独身でも使える節税術を紹介しますので、是非使ってみてください。

つづいて、健康保険料。

これも、まぁ高い。

会社員と比べると、倍ぐらいになっています。

これも理由があってですね。

会社員は、健康保険料と年金保険料は、会社が半分払ってくれています。

※ ただし、会社員の場合、年金は厚生年金となるので、もう少々額が高いです。

フリーランスは、全額、自分で払わなければなりません。

若い頃なんか、そうそう病院もいかないでしょうし、世の中の人のために払っているようなもんですね。

フリーランスだめじゃん・・・と思うかもしれませんが、逆に、フリーランスの良い点もあります。

ずばり、経費です。

在宅ワークなので、経費として、家賃(全体の1/3)、光熱費(全体の1/3)、通信費(全体の1/3)、その他交通費等を経費として計上しています。

月5万円として、年間60万円。

これは、経費なので、非課税となっています。

そして、これらは、経費として支払い済となるので、手取り額から払う必要はありません。

家賃や光熱費の3分の1が、会社から補助されたような感覚ですね。

会社員であれば、家賃は補助がある時もありますが、光熱費まで補助されることはないでしょう。

フリーランスは、仕事に必要なものにかかるお金は、経費として計上できます。

この経費の計上を正しく適切にすることによって、税金や社会保険料の節約ができます。

フリーランスのかしこい経費の計上についても、のちほど、紹介しますので、参考としてください。

 

優秀なシステムエンジニア

つづいて、優秀なシステムエンジニアの例です。

がんばって、システムエンジニアになりました。

年収も、もうすぐ1000万。

がんばっているエンジニアです。

項目 説明
年齢 35歳 男性です!
居住地 東京都世田谷区 いいとこです!
扶養家族 2名 奥さんと子供です!
職業 フリーランスエンジニア 優秀なシステムエンジニア
収入 月額80万円
年間960万円
SES契約です。

年収としては、960万円。

在宅ワークなので、経費として、以下を計上します。

・家賃(全体の1/3)
・光熱費(全体の1/3)
・通信費(全体の1/3)
・その他交通費等

月8万円使うとして、年間96万円とします。

さて、手取り金額は

約607万円です。

月換算すると、月約50万円です。

ボーナスも加味して、年額を16割し、16分の4をボーナスとした場合

月約38万円、ボーナス約151万円といったところです。

税金・社会保険料の合計は、約256万円です。

年間の各税金・社会保険料は、この通り。

項目
所得税 約88万円
住民税 約66万円
国民健康保険料 約82万円
国民年金保険料 約20万円

収入が上がった分、所得税、住民税が高くなるのは仕方ないですが、国民健康保険料が高いですねぇ〜。

これにも理由があって、国民健康の保険料は、扶養家族(国民健康保険加入者数)が増えると、その分、料金も高くなるんです。

これに対し、会社などで入れる社会保険は、扶養家族(社会健康保険加入者数)が増えても、料金が変わらないもしくは少しあがるケースが多いです。

よって、扶養家族がおられる方は、会社退職時に、会社の健康保険に継続したほうが、健康保険料の節約になります。

また、フリーランスでも加入できる社会保険というものもあります。

フリーランスでも加入できる社会保険は、加入条件がありますが、合致する人は、国民健康保険料ではなく、フリーランス向けの社会保険に入ったほうが良いです。

フリーランスの健康保険についても、のちほど、紹介しますので、参考としてください。
 

個人事業主の手取り額計算ツール

今回フリーランスエンジニアの手取り額計算するにあたり、「個人事業主の手取り額計算ツール」を作ってみました。

JavaScriptで作りました。

このツールでは、年収・経費・年齢、その他扶養状況を入力すれば、手取り額がパッと計算できます。

是非、使ってみてください。

スマホでも、利用できます。

 

誰でもできる手取りアップの方法

普通のプログラマーと優秀なシステムエンジニアの2例、手取り額を計算してみましたが、税金や社会保険料が高くて、手取り額は、期待するほど多くは無いですね。

サラリーマンとそんな変わらなくない?

実は、そうです。

税金や社会保険料の制度は、年収が同じであれば、サラリーマンだろうと、個人事業主だろうと、そう差をついているものではないので、同じようなもんです。

そうなんですが、フリーランスすなわち個人事業主は、税金や社会保険料の節約を自分でできます。

上の例は、普通に、節約とか考えずに算出したものです。

サラリーマンとさほど差異が無くても、致し方ありません。

それでは、フリーランスすなわち個人事業主だからできる、収入はそのままで、手取りアップできる節約方法、紹介します。

まずは、独身でも家族いても、誰でもできる税金や社会保険料を節約する方法を紹介します。

 

まずは経費。適切な経費計上こそ節約の第1歩

個人事業主は、経費が計上できます。

コロナなどの影響で、在宅ワークも増えています。

上の例では、家賃や光熱費、通信費などの経費を計上していますが、これら以外でも仕事のために使ったもの、買ったもの、忘れずに、適切に計上することが大切です。

例えばですが

フリーランスのエンジニアですが、今まで客先常駐でした。

コロナの影響もあり、在宅ワークとなりました。

パソコンは持っていますが、ノートパソコンです。

家で仕事するなら、モニタが欲しいので、買いました。

それ、経費ですよ。

少額かもしれませんが、塵も積もればです。

フリーランスエンジニアのかしこい経費については、この記事参照してください。

あわせて読みたい
Freelance かしこい経費の使い方
フリーランスエンジニアのかしこい経費の使い方。結果、節税となります。

続きを見る

 

健康保険は社会保険の利用を検討する

扶養家族がおられる方は、社会保険に比べ、国民健康保険は割高となります。

社会保険は、扶養家族に対する保険料が無いもしくは安いのに対し、国民健康保険は、扶養家族に保険料が高いためです。

会社を退職する前の人で、扶養家族がおられる方は、会社で加入していた社会保険を任意継続を検討しましょう。

2年間は、その社会保険が利用できます。

退職時に、会社のほうから、任意継続するか?国民健康保険とするか?聞かれると思うので、よく検討して選択しましょう。

つづいて、イラストレーターやデザイナーの方なら、「文芸美術国民健康保険組合」に加入できないか?確認しましょう。

健康保険料が安く、且つ、収入が大きくなっても、保険料が一定という夢のような健康保険です。

 

国民健康保険料が安い自治体に住む

これは、驚きの事実なんですが、住んでいる場所によって、国民健康保険料は高い・安いがあります。

そして、その差は、年間数十万ということもあります。

過去のデータですが

年収400万、独身の場合

一番高いのが、広島県広島市 63万6735円

一番安いのが、静岡県富士市 29万1720円

その差、34万5015円。

恐ろしい差があります。。。

この差は無視できません。

詳しくは、「国民健康保険料 高い自治体 ランキング」を見てみてください。

しかし、なんで?なにこの差?と思います。

これは、国民健康保険はそれぞれの市区町村が運営しており、市区町村ごとで、保険料率が変わるからです。

簡単に言うと、財政に余裕のある自治体は、保険料率が低く、財政が苦しい自治体は、保険料率が高くなっています。

広島市の人、かわいそうやん。

広島市の人は、福山市に引越したら、45万7326円なので、17万9409円、節約できます。

なお、東京23区は、低いほうです。

私、千葉市ですが、低いほうです。

良かった。

国民健康保険料 高い自治体 ランキング」で自分の自治体が高いようなら、近くの保険料が安い都市に引っ越すのもありです。

 

条件があえば節税になる手取りアップの方法

つづいて、条件がマッチすれば、節税になる手取りアップ方法を紹介します。

これらは、節税になるケースもあれば、ならないケースもあるので、よく検討し、シミュレーションして、取り組む必要があります。

 

奥さんに給料払って、節税する。

奥さんや家族の方が仕事手伝ってくれていて、給与的に報酬を支払っているなら、青色事業専従者給与を利用すると節税ができます。

なお、青色事業専従者給与を利用とすると、給与を受ける人は、所得税や住民税が発生するし、支払う人は、控除が無くなることになるので、よくシミュレーションしてみて利用する必要があります。

くわしくは、「青色事業専従者給与の注意点 税金と社会保険」を見てください。

 

退職金替わりに小規模企業共済等掛金を利用する

フリーランスは、保障のある職業じゃありません。

それなりに貯蓄していると思いますし、稼いだなら貯蓄するでしょう。

この貯蓄のうち、退職金とか老後の備えという意味で、長く貯蓄しておくなら、小規模企業共済等掛金を利用しましょう。

なぜなら、小規模企業共済等掛金は、全て非課税となります。

今時の超低金利に比べ、これほど効果的な貯金はありません。

ですが、小規模企業共済等掛金にもデメリットがあり、短い期間で解約したりすると、元本割れのリスクがあります。

小規模企業共済等掛金については「小規模企業共済とは|5つのメリットと3つのデメリット」を見てください。

 

まとめ

フリーランス=個人事業主の税金や社会保険料について、いろいろ調べた結果。

やっぱり、大切なのは、この2つ。

・収入をあげよう!(そりゃそうだ)

・経費は適切に計上しよう!(節税の大本命)

その他の節税方法は、条件などをよく見て、使えそうなら使う感じです。

日本の税金や保険料の制度は、よくできておりますなぁ〜。

以上 「フリーランスエンジニアの手取りって、実際、いくらなの? ぱっと計算できる手取り計算機付」でした。

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