ITエンジニアの分かれ道

現役エンジニアが語る。ITエンジニアのメンタルヘルスケア。

 

hillpoint
エンジニア半分、ブロガー半分。
複業フリーランスのhillpointです。

 

ITエンジニアの一番の敵は、メンタルがやられること。

 

どんなに優秀なエンジニアでも、心の病だけは、いつ、だれに襲い掛かってくるか解りません。

私は、システムエンジニア(SE)として、10数年やってきて、幸いながらに、メンタルを壊すことはありませんでした。

メンタルを壊しても仕方がないような状況は何度も経験し、その中で、メンタルを壊した人もたくさん見てきました。

なぜ、私は、メンタルを壊すことが無かったのか?

今、あらためて、思い返してみると、まだ、メンタルヘルスなどという言葉が無かった頃から、先輩たちにメンタルヘルスのポイントを教わっていたことが解りました。

余計なお世話かもしれませんが

メンタル壊すぐらいなら、やってみて。

と思えるポイント、お教えします。

 

専門用語について

このサイトでは、ITエンジニアが使う専門用語を使用しています。
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。

 

ITエンジニアで、もっともメンタル壊しやすい人

メンタルヘルスのポイントの前に、ITエンジニアで、もっともメンタルを壊しやすい人の特徴を説明します。

 

ずばり、プログラミングができない人。

 

IT業界には、いろんな仕事があり、いろんなエンジニアがいるのですが、だいたいの人がまずはプログラミングをすることから始まります。

プログラマーと呼ばれる人たち。

このプログラマーというのは、IT業界の中では、もっとも下の職制で、このプログラマーから、システムエンジニアプロジェクトマネージャーなど、いろんな職制にステップアップしていきます。

この最初のステップであるプログラマーで、なぜか?プログラミングだけ、うまくできない人が一定数います。

それは、頭が悪いとか、センスがないとか、そんなことではなく、なぜか?プログラミングだけできないという人がいます。

このプログラミングができない状況の人が、一番メンタルを壊しやすい。

どんな風になっていくか?こんな感じです。

 

プログラミングができない人のメンタルの壊れ方

① 1人分の仕事(プログラミング)を担当する。

② プログラミングができないので、遅れる。

③ 遅れているので、残業・休日出勤などをする。

④ 出来上がったとしても、問題・バグがでるので、残業・休日出勤などが続く

⑤ ①〜④を繰り返す

⑥ 上司から、効率的にやるよう叱咤を受ける

⑦ 遅れと問題が多発するから、まわりからの信頼をなくす

⑧ だれも助けてくれなくなる。 孤立する。

⑨ 嫌になる。やる気を無くす。仕事は続く

⑩ メンタルを壊してしまう。

IT業界で、プログラマーなのに、プログラミングができないと、「あの人は、仕事ができない。」のレッテルを貼られてしまいます。

そんな人に絡むと、火の粉が振りかかる可能性もあることから、だんだんと誰も相手をしなくなります。

これが進んでいくと、いろんな問題が、このプログラミングができない人が悪いという問題にすり替えられていき、ますます孤立します。

もし、あなたが、プログラミングができなくて悩んでいる、ストレスをかかえている、メンタルを壊しかねない、そんな状況なら、この記事読んでください。

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プログラミングには、向き不向きがあります。

それは、運動神経がいいとか、記憶力がいいとか、リズム感がいいとか、そんな人間として、普通の特徴であり、向き不向きです。

努力だけでは、克服できないこともあります。

メンタルを壊すぐらいなら、IT業界、ITエンジニアの仕事は、プログラミングだけじゃないので、違う領域・職制に転身することを私はおすすめします。

 

ITエンジニアのメンタルヘルスケアのポイント

プログラミングがどうしてもできないという悩み以外にも、ITエンジニアには、いろんなストレスがつきまといます。

・終わりのない膨大な仕事

・殺人的なスケジュール

・お客や発注元からの理不尽な要求

・パワハラ、モラハラ、セクハラ

たくさんの人が集まって、なにかを作ろうとする。

そりゃ、なにかしらの衝突・問題は、つきものです。

ストレスを感じた時、自身のメンタルヘルスケアのポイント教えます。

 

心構え

一番重要なポイントが心構えです。

 

hillpoint
ITなんて、所詮、デジタル信号。

 

hillpoint
どんなに重要だ!なんて言っても
誰も死にません。

 

hillpoint
昔は無かったので
無くても
死にはしません。

 

口に出して、言う必要はありませんが、心の中では、こう思っておきましょう。

もちろん、仕事を適当にやれと言っているわけではありませんが、メンタルを壊すほどに、深刻に悩むようなことじゃないってことです。

だって、誰も死にませんもの。

私がこの心構えを教わったのは、とあるプロジェクトのPMでした。

そのプロジェクトは、お客の理不尽な要求もあり、スケジュール遅延や品質不良が多発し、大炎上していましたが、PMを中心に、なんとか挽回しようと頑張っていました。

ある日、お客さんから、スケジュールと品質について、クレームが入りました。

普通のPMなら、うおさおして、謝罪するのでしょうが、このPMは、「メンバー全員、全力でやっている!口出しするな!」と大喧嘩となりました。

客も激怒で、そのPMをクビにしたんです。

その時、PMが一言。

「痛くも痒くもねぇわ!」

と言って、現場を去っていきました。

そう、別にクビになったとしても、痛くも痒くもありません。

TI系で、どんなに重要と言われていることでも、それできなくても、誰か死ぬことはありません。

それより、あなたがメンタルを壊すほうが、危ないので、メンタルのほうを大事にしましょう。

なお、このPMは、その後、今をときめくIT系会社の部長さんになりました。

 

メリハリをつける

簡単そうで、難しいことです。

時間だけじゃなく、何事にも、メリハリつけてやることが重要です。

やる時はやる。そして、やらない時はやらない。

例えば

平日は鬼仕事、土日は絶対休む。

大手の社員とか、この傾向が強いですね。

平日は、もう最初から捨てている。

自由になる時間があるとは思っていない。

どんな難題も平日で片づける。

そして、土日は死んでも休む。

メリハリ効いてます!

 

仕事が何時に終わろうと、必ず飲みにいく

昔の人・・・(私も昔の人ですが・・・)は、よく飲みに行ってました。

忙してくて、忙してくて、仕事終わりが、22時。

22時から、「よし!行くぞ!」。

 

ミスったさん
えええ・・・
今からですか???

 

ぼくらの定時は22時。
定時後は自由だぞぉ〜
hillpoint

 

よく連れていかれた。(無理矢理)

今だったら、パワハラ呼ばわりされそう。

深夜でも開いている店をよく知っていた。

盛り上がって朝まで飲んでしまって、次の日、仕事にならない日もよくあったけど・・・

ストレスは解消されていました。

 

深夜、意味のないことをやって、笑いをとる

これも、今思えば、ストレス発散になっていたということ。

誰しもが、早く帰りたいけど、帰ることが許されない雰囲気で、デスマーチなムードぷんぷんの中、突然、意味の無いことをしてみる。

 

・上司やリーダのことを「先生」って呼んでみる。

「先生、ほか弁買いにいっていいですか?」とか、わけわからないこと聞く。

・マウスを耳にあてて、もしもし?と話かける。

「もしもし、〇〇さん、バグでてまーす。」って、マウスで連絡する。

・ズボンを脱ぐ

ネクタイしめてるけど、ズボンを脱いで、まじめな話をしにいく。

 

わかるかな?この連日連夜、深夜までの残業で疲れはてて、なんか、ネジが1本、飛んだ感じ。

?あれ、あいつ壊れた?

と思われながらも、この意味のないことが、面白すぎて、笑いが止まらなくて、大爆笑してしまう。

笑いは、ストレスをぶっ飛ばしますね。

笑いの無い現場は、いや。

なお、やり過ぎると、病院連れて行かれます。

 

危ないと感じたら、倍休む

重いプロジェクトをやっていたら、朝、起きれない時、ありますよね。

遅くまで仕事ばかりで、寝不足であったり、ストレスがたまって体が言う事聞かなかったり。

そんな時、よく、午前休(午前中だけ休むこと)を使っていたのですが、その時の上司に言われたこと。

「午前中だけじゃ、疲れとれないでしょ。1日休みなさい。」

誰から見ても、オーバーワークで疲れているのがわかるころでした。

中途半端に休むなら、倍、休みなさい。

そのほうが、いい結果がでます。

 

心の悲鳴は、先に体にでる。体のサインを見逃さない。

いろんなケースがありますが、心の悲鳴は、先に体にでます。

自分しかわからない体のサイン。

このサインを見逃さず、適切な処置をする。

私の場合、まぶたがピクピクして止まらなくなることがあります。

これ、別に仕事ができないわけではないですが、休むことにしています。

 

最後に、フリーランスになった私からアドバイス

会社員エンジニアから、フリーランスになって、あたらめて会社員エンジニアを見ると、会社員エンジニアは、やっぱり大変だなと思います。

・納期に追われて、遅くまで頑張っている。

・売上や利益のため、必死に考えている。

・たくさんの人で、大きなものを作っている。

とかかなぁ。

もちろん、フリーランスになっても、夜遅くまで仕事することもあるし、売上や利益のため、必死に考えている。

でも、なんのために、だれのために、がんばっているのか?が違ってくる。

会社員時代は、会社のためと意識してたことはないけど、結果的に会社のために頑張っていたように思う。

まわりまわって、自分のためになるとは思うけど、その頑張りに似合うものが得れたのか?は疑問に思う。

フリーランスになると、全ては自分のため、家族のために頑張っているに切り替わる。

会社のためというのが取れた感じ。

これが、すごく楽というか、肩の荷が1個取れた感じがする。

会社員が、メンタルを壊すほど、仕事ができるのは、肩の荷が1個多いからだと思う。

会社員には、こんな重荷が知らず知らずのうちに、肩にのっている。

・納期が遅れると、会社の信用が落ちる。

・売上・利益を達成しないと会社の業績が落ちる。

・関連部門・関連会社からクレームがくる。

最後に、フリーランスになった私からアドバイス。

メンタル壊すぐらいなら、チャンスと思って、フリーランスに挑戦してみるのもあり!

 

hillpoint
フリーランスのほうが気楽(本音)

 

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