複業フリーランスのhillpointです。
本記事では、関西、中部、福岡、札幌、その他の地方都市のITエンジニアの求人状況をレポートします。
私は、首都圏で活動していますが、前職では、東京・神戸・福岡の3か所での勤務経験があり、また、エンジニアの仲間が各所におり、情報収集したものです。
専門用語について
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。
ITエンジニアの関西圏の求人状況
首都圏に比べると、数が少し減りますが、大企業で本社が関西であったり、関西経済圏で活動しているSIerやソフトハウスも多数あり、ITエンジニアの求人は多数あります。
大阪、神戸なら、問題無いでしょう。
大阪、神戸以外の都市も、大企業系で、各都市に支社なり事業所があり、全国規模で募集して、地方での配置を行うような求人が多いです。
関西圏であれば問題ないでしょう。
私は、10年ぐらい神戸で勤務していましたので、関西の事情、ちょっと詳しいです。
関西の中心は大阪です。
ですが、東京と比べると、ベンチャー企業やスタートアップとかは、少ないです。
ですが、大阪・神戸には、大企業の支店や事業所が多く、その大企業と取引のある会社が多数あります。
関西であれば、大企業系か大企業と取引している会社が安定してて良いです。
ITエンジニアの中部、名古屋の求人状況
首都圏、関西圏に次いで、ITエンジニアの求人は多数あります。
名古屋に、本社がある企業も多数ありますし、大手は、少なとも、関西、名古屋には支社なりがあります。
名古屋であれば問題ないですし、各都市も、大企業系の地方支社、事業所に関連する求人があるでしょう。
私、名古屋の仕事もしたことあります。
世界一の自動車メーカー関連でした。
少し前ですが、その名古屋の案件で、名古屋近辺でのエンジニアを探す必要があったのですが、エンジニア募集は、なかなか集まらず、苦労した記憶があります。
首都圏か関西から、エンジニアを引っ張ってこないと集まらないという状況でした。
中部は、ITよりは機械系のエンジニアが多いように思います。
そして、今、中部、名古屋でのITエンジニアのニーズは、前よりまして、あると思います。
自動車を中心に、ITを利用した様々な開発があるでしょう。
ある意味、1番ホットな開発都市となる可能性があります。
さて、ここからは、地方都市の状況です。
その他の地方都市のITエンジニア求人動向
政令指定都市であれば、大企業系でも、独立系でも、IT企業は多数あり、求人はあるでしょう。
札幌のITエンジニア求人動向
札幌には、小さなソフトハウスが多数あり、札幌が好きなエンジニア=東京に行きたくないエンジニアが多数在籍しています。
これらのソフトハウスは、首都圏から開発案件を受注し、札幌で開発し、首都圏へ納品といったビジネスモデルで対応しており、開発規模によっては、札幌の会社間で助けあい、対応しています。
なので、札幌も、ITエンジニアのニーズは、あります。
福岡のITエンジニア求人動向
関東大震災の影響で、本社を福岡に移した会社が何個かあります。
有名なので、レベル5(ドラクエの開発会社ですね。)。
LINEも福岡の開発拠点を置いていますね。
福岡自体も、すごく活気のある街で、独自の経済圏を作っています。
私、福岡でも仕事したことあります。
エンジニア募集するも、なかなか集まらず、苦労した経験あります。
なので、福岡も問題ないです。
小さな地方都市のITエンジニア求人動向
小さな地方都市のITエンジニア求人数は、低くなります。
首都圏に比べると、10分の1以下というボリュームに落ちます。
しかし、無いわけではなく、地方でもあっても、ITエンジニアを必要とする仕事は、当然あります。
これらの企業は、「地方には、ITの仕事は無い」という固定観念のため、ITエンジニアを採用するのに、苦労しているとのことでした。
数は少ないでしょうが、ITエンジニアを必要としている案件はあります。
そして、困っています。
名前や企業規模にとらわれず、必要とされているところに転職するというスタンスなら、問題ないです。
地方での転職の注意点
ITエンジニアが地方で転職した場合、一番心配なのが、首都圏や大きな都市へ、出稼ぎ転勤なんてことになることです。
優秀であれば、あるほど、この危険性は高いです。
せっかく、地元に就職したのに、東京へ転勤みたいにならないように、よく調査したほうが良いでしょう。
大企業系で地方での配置のパターンで転職すると、「数年だけ、東京へ行って来て」みたいなケースをよく聞きます。
逆に言うと、そのぐらい首都圏のITエンジニアは不足しているんです。
在宅ワークやテレビ会議等、遠隔であっても仕事できますなんて言っておきながら、大きなプロジェクトは、そこに人員を集めないとうまくいかないというジレンマがあります。
次に心配なのが、技術やスキルといった部分での向上心や意欲が薄れてしまうこと。
これは、私自身も感じたことがあるのですが、やはり、新しい技術の開発や利用、大規模開発、面白そうな開発というのは、首都圏に集まります。
地方では、面白みが減ります。
それに加えて、地方のいい感じの穏やかさ、生活のしやすさもあり、スピード感やスキルに対する危機感も薄れるかもしれません。
この辺も要注意です。
ITエンジニアが地方で転職するなら登録すべき転職サイトと転職エージェント
まずは、転職サイトは、リクナビNEXTです。
これは全国をカバーした転職サイトなので、まずはここで、情報収集しましょう。
そして、転職エージェントしては、全国対応のリクナビエージェントを利用します。
1位 リクルートエージェント
私が実際利用して一番おすすめするのは、リクルートエージェントです。転職と言えば、リクルート。転職業界最大手です。担当のエージェントについても、転職情報だけでなく、IT業界に関する知識、専門用語、技術要素にまで、知識を持っており、加えて、システム開発現場でのいわゆるあるあるまで理解できるエージェントさんでした。「よくそんなことまで知ってますね?」と驚きますよ。最大手な転職エージェントですので、取り扱う求人数が最も多く、IT業界だけでなく、異業種に転職を考えている人にも万全です。
2位 doda エンジニアIT
次に、doda(デューダ)です。dodaも全国をカバーしています。
doda(デューダ)は、社内SEへの転職支援に強いエージェントです。
dodaエンジニアITは、SE・エンジニア支援に特化したdadaのサービスの一個です。
中でも社内SEへの転職を希望する人の支援に強いです。
3位 ワークポート
加えて、ワークポート。
ワークポートも地方都市の求人を扱っています。
ワークポートは、IT業界専門の転職エージェントです。
でも、IT業界未経験でも転職サービスが受けれます。
リクナビNEXTやdodaに登録すると、エージェントの紹介があり、ワークポートさんがついてくれるケースがあります。直接登録もできます。
リクナビNEXT、dodaそれぞれで「転職決定人数No.1の転職エージェント」を受賞しています。
転職エージェントの使い方については、この記事参照してください。
転職エージェントの使い方。メリット・デメリットを解説。少なくとも3個は登録しましょう。
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