複業フリーランスのhillpointです。
システムエンジニアがフリーランスになる準備として、会社員の時にしておく事、退職後すべき事を説明します。
まず、仕事の心配は、不要です。
今、IT系のフリーランス向けの案件は、エージェントを使って探す時代です。
エージェントの登録は、別記事で紹介します。
フリーランス=独立にむけて、起業したい事がある、やりたい事があるという人は、下調べは必要でしょう。
まぁフリーランスになって、やりたい事があるって人は、そのあたりの調査は実施済でしょう。
この記事では、フリーランスとして活動するまでの準備について、説明します。
お役所ごとは、期限があるので、注意してください。
専門用語について
アイコンがついている専門用語は、「知らないと恥ずかしいITエンジニアの用語集」ページに説明を記載しているので、専門用語の意味が解らない場合、リンクをタップして、説明を参照してください。
会社員の時にしておく事
お金を貯めておきましょう。
会社を退職して、一番驚くのが、退職後の税金やら保険料やらの支払いです。
気をつけたいのは、税金や保険料の金額は、昨年の年収に基づいて計算されるということです。
フリーランスになり、まだまったく収入が無いとしても、容赦無い額で請求がきます。
また、請求は、年払いだったりするので、結構な額です。
加えて、その料金は、会社員時代の年収にて、設定されるので、高いんです。
少なくとも、会社員時代の1年分の年収レベルのお金は、持っておきましょう。
社会的信用が必要な事(引越やローンなど)は済ましておきましょう。
フリーランスとなり、自営業の個人事業主となると、会社員に比べると社会的信用が落ちます。
例えば、こんな感じです。
・賃貸住宅を借りれない時がある。
・住宅ローン等が借りれない時がある。
・クレジットカードが作れない時がある。
社会的信用のチェックがある事は、会社員時代に済ましておきましょう。
会社の退職について
優秀なシステムエンジニアであれば、フリーランスになる事よりも、会社を退職するほうが大変かと思います。
会社の退職は、いわゆる円満退職を目指してください。
あなたのキャリアである会社、また、いつか、思わぬ形で、付き合いが発生するかもわかりませんし、できることなら、「がんばれよ!」って言われて退職するに越したことがありません。
円満退職については、この記事、読んでください。
続きを見るスマートな退職方法。退職には、良い退職理由と悪い退職理由があります。
退職後のいろんな諸手続きをします。
退職後、いろんな手続きあり、ごていねいに期限付きです。
後で、あたふたしてしまわないよう、退職したら、さっさとやります。
国民健康保険に加入する。
市区町村役場で手続きできます。退職した日から、14日以内!
健康保険資格喪失書、印鑑、免許証などの身分証明書が必要です。
加えて、健康保険、めちゃくちゃ高いですから。
会社員時代は、労使折半なので、会社が半分払ってくれてましたが、全部自分で払います。
会社員時代の倍払う計算しておいたほうが良い。
なお、健康保険は、退職後2年間は、会社の健康保険を継続することができます。
でも、半分会社が払ってくれるわけではありません。
どちらか安いほうに入ると良いですが、だいたい、同じなようです。
でも、少しでも安いほうに入る。
だって、受けられる医療は同じですから!
厚生年金から国民年金への切替をする。
市区町村役場で手続きできます。退職した日から、14日以内!
年金手帳、厚生年金等退職の日付が分かるもの、印鑑、免許証などの身分証明書が必要です。
国民年金は、月額16,410円です。
まとめて前払いすると、すこし割引されます。
?なんだ割引って?とも思いますが・・・
厚生年金からは、退会することとなります。
厚生年金も、労使折半で、会社が半分払ってくれていましたが、フリーランスは、このような援助が無くなります。
かわりに、iDeCo(個人型確定拠出年金)だったり、「国民年金基金」というものが自分で年金を積み立てていくことができます。
フリーランスになって、稼ぐようになったら、自分で年金は積み立ては、必須ですね。
失業保険をもらうのなら、失業保険の申請
フリーランスになる前に、ちょっと休暇を取ります。というのであれば、失業保険を貰いましょう。
でも、失業保険もよくできていて、3ヶ月の給付制限がありますし、フリーランスとして開業したら、失業保険の対象外となります。
なので、退職から開業するまでに、3ヵ月以上、お休みします。というのであれば、いくらかもらえます。
ちなみに、私は、受給期間(約10か月)、お休みして、満額頂きました。
この間、バックパッカーしてました。てへ。
詳しくは、「フリーランスと失業保険」を見てください。
個人事業主としての開業届を出します。
これは、超簡単で、書類を数枚書いて、税務署に提出するだけです。
個人事業の開業届
税務署で開業とされる日から1ヵ月以内
印鑑、免許証などの身分証明書が必要です。
開業届では、屋号を記載することが可能です。
屋号考えておきましょう。
フォーマットや詳細は、「国税庁:個人事業の開業届出・廃業届出等手続」でどうぞ。
青色申告承認申請書
個人事業の開業届と一緒に、青色申告承認申請書も提出しましょう。
税務署で開業とされる日から2ヵ月以内
印鑑、免許証などの身分証明書が必要です。
フォーマットや詳細は、「国税庁:所得税の青色申告承認申請手続」でどうぞ。
なお、青色申告とは、確定申告(年間の所得を申告し、税金を納付すること)の種類で、白色申告と青色申告の2つがあります。
めちゃくちゃおおざっぱに説明すると、白色申告は、収入と支出を帳簿につけて、申告する方法で、青色申告は、白色申告同様に、収入と支出の帳簿に加え、お金の移動も帳簿付けするものです。
なに言ってんだ?と思うと思いますが、帳簿付けが青色申告のほうが難しいというわけです。
難しいけど、青色申告すると、65万円の特別控除が受けれるので、申請するわけです。
難しいけど、会計ソフトを使えば、誰でもできますので、青色申告を申請したほうが良いでしょう。
65万円の特別控除とは、所得の65万円分は税金控除してくれるという意味です。
65万円もらえるわけではないので、勘違いの無い様に。
このあたりは、奥が深いので、別記事で説明します。
その他、フリーランスとして活動する前に準備しておくこと
事業用の銀行口座を作っておく
ネット銀行とかでいいと思います。
事業用の銀行口座を作っておりましょう。
事業で得た収入や経費として使うお金は、事業用の銀行口座で管理すると、後々の確定申告の時、楽になります。
会計ソフトをセットアップする
翌年の確定申告にむけて、会計ソフトをセットアップしておきます。
会計ソフトは、有料・無料、インストール型、クラウド型といろいろありますが、最初は、この2つのどちらかいいと思います。
マネーフォワードのクラウド会計・確定申告は、年間50件までなら、完全無料です。
まずは、試しにという場合、無料プランのあるマネーフォワードが良いです。
でも、1年分となると、だいたい50件は超えてきますので、そのまま有料プランに入るといいです。
私は、マネーフォワードクラウド確定申告使っています。
個人事業主向けのプランで、パーソナルライト(クラウド請求書に制限あり)、月額1,280円です。
freeeは、スマホで簡単に経費が入力できます。
レシートをスマホで写真で撮れば、経費入力されるんです。
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以上「システムエンジニアがフリーランスになる前する準備。退職そして個人事業主としての開業届を出す!」でした。